北海道紋別郡谷口農園で栽培不可能といわれた寒冷地紋別で栽培される奇跡の樹上完熟ブドウが今年も入荷します。

【栽培履歴】
　 ・ブドウ農園を始めてから３０年以上一度も化学肥料や農薬は使用していません。
　 ・品種は各地で集めた苗を育み続け、２０種類以上を栽培
　 ・採れるときに、採れる分だけの完熟ブドウを収穫
　 ・ジベレリン処理などの種なしホルモン処理を一切行わない、昔ながらの味のするブドウ
　 ・濃厚な甘みと、個性的な酸味、ほのかな苦みなど、ブドウが本来持つ酵素をたっぷり含んでいます。
　 ・生きた生命力の強いブドウなので、どんどん追熟していきます。
　 ・そのまま、発酵してワインになってしまうような力強さがあります。
　

【お届け方法】
※1.完熟状態で順番に入荷します。お手元へ良い状態でお届けするため配達日時のご希望はお受けできませんので予めご了承下さい。
※2.収穫から納品までが予定入荷の商品ではございません。ご注文時に状態の良いブドウがない場合にはお届けをお待ちいただく可能性もございます。
・夏の後半から冬の入り口まで、順番に届く完熟ブドウを、その時ある品種でコブクロにそれぞれの品種を詰め合わせてお届けします。
・追熟が進むのでクール便でのお届けです。
・時に、サービスの自家栽培野菜が届くので、運が良ければ野菜が入っていますのでお楽しみに。
※箱代などをかけないために、中古箱に詰め合わせます。
※店頭在庫を共有しているためタイミングにより在庫の確保ができずご希望に沿えない場合があります。その場合には別途ご連絡差し上げますので予めご了承下さい。

【注意点】
・袋に詰める段階で選別し、きれいな状態で届くように努力いたしますが、完熟ブドウなので、房離れがしやすく、時に袋の中で粒が割れることもありますが、これぞ自然の完熟ブドウの特徴ですので、返品やクレームはご遠慮ください。
・中には発酵が進み、酸味を感じる場合があります。これはブドウ特有の貴重な酵素が発行するときの味です。この酵素こそが谷口農園のブドウの特徴ですので、腐りではありませんし、古いものでもありませんので、ご理解いただければと思います。


【谷口さんの農業への想い】
谷口農園さんは紋別で超こだわりの農業を営む、ある意味名物おじいさんで有名な方です。その技術は、様々な賞を受賞するほどで折り紙付き。しかし、頑固で付き合いにくく、本当に慣れ親しんだ方々にのみ、直接お宅を訪問し、引き売りで直売するという、昔ながらのやり取りがほとんどで、本州の販売は、りんねしゃでのみの取り扱いです。
現在、谷口さんは75歳になりますが、中学校を出ておらず、35歳まで北海道の炭鉱で働いていたという経歴の持ち主です。そのまま、炭鉱で鍛えた体と、現場で身に着けた大型機械の技術で、炭鉱閉鎖後は土木会社を運営しつつ、自然の仕組みや食べ物の魅力に取りつかれ、シイタケ栽培と野菜、そして、ブドウの栽培農家になります。寒すぎてブドウ栽培はできないといわれた紋別地域で、唯一のブドウ生産者ですが、その品質の良さは折り紙付きで、今年の夏には、皆さんにもお届けできるのではないかと思っています。
自身は全くといっていいほど「学」がないのでNO-学者（農学者のダジャレｗ）といって笑いますが、その観察眼はすさまじく、いつお話を聞いても、おどろくほど見識の深い農業の栽培技術に心酔するばかりです。
いつも、「飯尾さん、僕は学がなくお金もなかったので、何でも自分で勉強した。シイタケ小屋も自分で建てた。廃材をもらい、大工に聞き、工夫して建てた。野菜も、一生懸命観察して覚えた。だから、飯尾さんも、何でも自分でやってみてください。全部教えます。」と、強い思いで言い切ります。そんな、谷口さんの真摯な姿に、作物たちも必死でこたえている、そんな関係性がそのまま味になって表れていますので、ぜひ谷口さんの個性的なぶどうをお楽しみください。


【谷口農園からの手紙】
谷口さんからは、荷物が届くたびに、商品説明のために何枚も、メモに書かれた手紙を頂きます。その中の一つの手紙に「中学も出ていないから難しい字を書けない。読みにくいかもしれないが、想いを書いた」と、したためてありましたので紹介します。
「今回、りんねしゃと出会って、道外に自分の農作物が出ていくことをとても喜んでおり、まだまだチャレンジとフロンティアスピリットで頑張りたい。体はいうこときかなくなりつつあるが、人生をかけて取り組んだ農業を評価してもらえて感謝している。期待にこたえられるかわからないが、やってみなくちゃわからい。難しいこと考えず、自分の信じた道を貫きたい。よろしく頼む。」
と結ばれていました。
これを読み、僕も改めて農業の奥深さと、生きる喜びにつながる食べ物を届けるという役割をかみしめて、皆様にご案内させていただきます。